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勤労感謝の日の由来とは?昔は天皇が式典をしていた?!

秋から冬へと寒さをます11月。11月はゴールデンウィークのある5月の次に祝日の多い月でもあります。ちなみに今年2013年11月の祝日は3日の「文化の日」、23日の「勤労感謝の日」。さらに4日が3日の振り替え休日で2~4日と3連休でした。3日の「文化の日」が、日本国憲法発効の日であることは多くの人が知るところだと思います。では、「勤労感謝の日」は何が由来となり、なぜ11月23日なのでしょうか。<祝日となった由来>

「勤労感謝の日」は戦前は「新嘗祭」という名前でした。

「新嘗祭」の新嘗とは新しく収穫されたその年の収穫物(主に穀物)の事。

始まりは飛鳥時代の皇極天皇の時代。
瑞穂の国の祭祀を司る大王(今の天皇)が国民を代表して農作物の恵みに感謝する、
農業国家時代の日本では大切な行事でした。

「新嘗祭」の行事は大名が行いましたが、
農民の間でも神々に作物の収穫を祝う風習が古くからありました。

現在の「勤労感謝の日」は
”勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日”
と1948年に制定されました。

その背景には

・戦後GHQの占領政策によって「新嘗祭」が天皇行事・国事行為から切り離されたこと
・労働が多様化し、その見返りが収穫物以外のものが多くなったこと

なとがあげられます。



<なぜ11月23日なのか?>

「新嘗祭」が始まったころ日本はまた旧暦を使っていました。
そして「新嘗祭」の開催日は旧暦で”11月の2回目の卯の日”となっていたのです。

しかし1893年に太陽暦が導入されると、暦上は年をまたぐことになってしまったのです。

そこで新暦を採用し、”11月の2回目の卯の日”=11月23日
が「新嘗祭」(後の「勤労感謝の日」)となったのです。

時期としてもお米などの収穫が終わる時期だったこともあるのでしょう。

欧米だと11月の末には
「感謝祭(Thanks Giving Day)」という収穫物へ感謝する日があります。
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